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2025年度文化交流会 「妖怪書家・逢香さんが講演と実演」

2025.09.05

お知らせ

 2025年年度文化交流会を9月5日19時から東京都港区の奈良まほろば館で、奈良市在住の妖怪書家・逢香(おうか)さんを招いて開催した。逢香さんの講演と書画の実演に、約40人の参加者は熱心に聴き入った。
 講演は「人間を励ます妖怪たちに魅せられて」と題して行われた。6歳から書道を習い、奈良教育大学書道科に入学後、変体仮名の授業を受けたことをきっかけに個性豊かな妖怪に興味を抱き、奈良墨を使って描き始めた経緯を紹介。2017年にアニメ「妖怪ウォッチ」シリーズ「黒い妖怪ウォッチ」のキャラクターデザインとタイトルデザインを担当。2020年に開催された「橿原神宮 御鎮座百三十年記念大祭」のタイトルを揮毫。また、同年に世界遺産の元興寺(奈良市)の絵馬デザインを手掛けるなど奈良県内の寺社仏閣への奉納を行っている。さらに県内の児童養護施設や障害者施設に入所する子どもたちが描いた書画作品の発表の場をつくるなど多彩な活動に取り組んでいる。
 講演後の実演会では1辺130センチの正方形の和紙に凛と立つ1頭の鹿を描き、「神鹿」と揮毫した。周りで固唾をのんで見守った参加者からは、筆を進め鹿の姿が現れると「ワー」っと歓声が起こった。
 続いて、同館2階の奈良県産食材を提供するレストラン「TOKi」で交流会が催され、スペイン風にアレンジされた華やかな特別メニューに参加者らは舌鼓を打った。

                       

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