東京奈良県人会の2021年度定時社員総会が6月26日、東京都中央区の奈良まほろば館で開かれた。新型コロナウィルス感染拡大を避けるため、会場には理事のみが出席し会員は初めての試みとなるオンライン参加となった。2020年度は新型コロナウィルス感染拡大により活動を休止、久しぶりの開催となった。橿原市出身でリオデジャネイロオリンピックバドミントン女子ダブルス金メダリストの高橋礼華さんによるトークショーも開かれた。約９０人が参加した。
　冒頭、柗本俊洋会長は「前年度はコロナ禍で活動を休止したが今年度はオンラインなどを活用し可能な範囲で事業を実施していきたい」などとあいさつした。2020年度事業と収支決算が報告され、2021年度事業計画案などが承認された。続いて岡本厚也奈良県東京事務所長が荒井正吾奈良県知事からの祝辞を代読した後、柗本会長へ奈良県の活動支援金を贈呈した。また、2021年8月に東京都中央区から同港区新橋に移転しリニューアルオープンする奈良まほろば館の概要について平田千江子奈良県観光局長と古川義富美奈良まほろば館長が説明した。
　柗本会長は、県人会から同館へリニューアルオープンを記念して吉野産木材を使ったソファベンチの寄贈を発表した。
　その後、高橋さんのトークショーを開催。小学校卒業まで過ごした橿原市での思い出や卒業後に進学した宮城県仙台市の聖ウルトラ学院での学生生活、リオ五輪にまつわるエピソードなどが披露された。最後に高橋さんのサイン色紙や新まほろば館で提供されるかき氷のプレゼント券が当たるリモートジャンケン大会が行われ、高橋さんと会員は映し出された画面越しに交流し、大いに盛り上がった。